2013年1月11日金曜日

旧年中はお世話になりました。 新年もよろしくお願いします。

悲しくて勝手に涙がでるって感覚。心底悲しむことのできる感情。
いつの頃からか、自分はこれを失ってしまったんじゃないかと心の中で思っていた。


でも、実際は違った。


年が明けてすぐのこと。実家にいる愛犬グゥが突然死んだ。
4日にJUSTE DEBOUT JAPANに出ると家族に伝えていたこともあって、母がそっちに集中専念してほしいとの思いで、その事実は5日の夕方に1ヶ月ぶりに帰った大阪の部屋で聞いた。

電話口で母は泣いていた。
言ってる意味が分からなかった。
JUSTE DEBOUT優勝してパリに行くぞと意気込んでる間に、もうお葬式も済んで、火葬もして、遺骨を家に持って帰ってきたんだって。
信じれなかった。
だけど、涙が溢れてきた。

最後に会ったのはほんの数日前の大晦日。
目が覚めたのに気付くと、元気に飛び跳ねて、タックルしてきて、散歩に行こうとねだって吠えていた。
いつも通りの朝。まだまだ続いていくと思っていた毎朝の日課。

何で家にいてあげれなかったんだろう。
何でこんなときに鹿児島にいないんよ。

信じれないけど、悲しくて悲しくて涙が止まらない夜だった。

寝ようと布団に入ったときも色々と思い出してきて泣いた。


夜が明けて次の日。予定を変更して鹿児島に帰った。
前日の夜も話をずっと聞いてくれて、鹿児島に帰る後押しをしてくれたマユには本当に感謝。


空港に母が愛犬ゴンタと迎えに来てくれた。
瞼が腫れてた。
まだ信じれなかった。
でも、家に帰り着いて玄関に立っても、いつもの鳴き声は聞こえない。

リビングの扉を開けると、遺骨と遺影があった。
信じたくなかった。でも、それが現実だった。
寂しい。悲しい。涙が止まらなく流れた。

ごめんね。ありがとう。手を合わせて念じた。


苦しかったんだろうね。庭には幾つもの穴が掘られていた。


ゴンタと2人っきりの散歩はリードが軽い。
泣けた。
いつもニコイチで散歩に連れてって、どっちかだけなんてことなかったから。


その日から数日を経て、現実を少しずつ受け止めることが出来るようになれた。
今朝は夢に出てきてくれて、ゴンタとグゥと走り回って遊んだ。

グゥ、優しい気持ちと沢山の笑いをありがとね。


もう一時間もすれば誕生日を迎え28歳に。
そして、五時間もすれば新月を迎える。
一つの節目。
ありがとう



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